2020年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会Joint conference of Hokuriku chapters of Electrical and information Societies 2020

JHES2020委員長挨拶

学会デビューの灯を絶やさないために
2020年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会をオンラインで開催いたします

実行委員長 小高 知宏(福井大学)
2020年度の電気・情報関係学会北陸支部連合大会を福井大学で開催するための準備は、昨年2019年の年明けに始めました。実行委員会の骨格を作り上げ、2019年3月からは同年9月に石川高専様で開催された連合大会の運営を見習いながら、少しずつ準備を進めました。年が明けて2020年に入り具体的な準備を進めていると、1月頃から異変が身に迫って参りました。つまり、さまざまな学術大会や研究会が感染症対策のため、中止、あるいはオンライン遠隔開催する動きが広がり、3月には恒例の全国大会等も遠隔実施される例が相次ぐようになりました。
この時期に先行してオンライン遠隔実施された全国大会のうちのいくつかについては、運営についての貴重な情報が公開されております。私共はこうした情報を拝見させて頂き、2020年度の電気・情報関係学会北陸支部連合大会をどうしたら良いのかを議論いたしました。中止や延期を含めて幅広い選択肢を検討し、結果として、2020年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会をオンラインで開催させて頂こうという結論となりました。これを踏まえ、本連合大会の母体となる各学会様にもオンライン開催についてお認め頂き、本日を迎えることができました。母体として学会開催を支えてくださる各学会様に感謝いたしますとともに、ご協賛を頂きました企業様にもこの場を借りて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
さて、オンライン開催に当たっては、先行事例として公開されている情報や注意点、助言等に注意し、できるだけの準備を進めたつもりです。しかしながら、連合大会のオンライン開催については何分にも全く経験がなく、できることは限られています。このため今年度は一般講演に注力するために、特別講演や招待講演は実施しないこととさせて頂きました。またオンライン開催ということで、技術交流会の開催も諦めることとなりました(「Zoom呑み」という言葉もあるようではありますが)。一般講演についても、当日のトラブル発生に対して、対策が追いつかない危険性は避けられません。このため、講演は予稿が公開された時点で成立したものと見なさせて頂きます。もちろん、我々運営スタッフはそのようなことが発生しないよう極力努力いたします。
電気・情報関係学会北陸支部連合大会は例年200件前後の発表件数がある、地方大会として規模の大きな学術集会です。例年、研究者のたまごである学生諸氏が本連合大会で学会デビューを果たしております。この伝統を絶やさないためにも、多少の無理は承知で、2020年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会をオンラインで開催いたします。どうか皆様、活発な御発表と御議論への参加をよろしくお願いいたします。